写真家・石川直樹1977年に生まれ。
まず極地の旅の記録『DENALI』(1998年)や『POLE TO POLE』(2000年)『POLAR』(2007年)から始まる。眩しいくらいに真っ白な部屋。真ん中に大きなテント。ノースフェイスのロゴあり。こんなに大きな物も市販されているのだろうか?
南極の港町にはたくさんの住宅が見える。かなりお高いがパック旅行があるのはこういうわけか。白と青の世界は冷たく美しい。
次は『NEW DIMENSION』(2007年)。赤い土の色の部屋。太古の壁に残された手形があまりにもドラマティック。いつか本物を見てみたいなぁ。
会場内に置かれた彼の文章を読むと、写真の向こうにいる彼に寄り添っているような気分になる。不思議な等身大感覚。ビデオに映る実際の彼の姿はどこにでもいそうな好青年。「石川直樹の部屋」コーナーでは蔵書まで展示。本の背表紙を見るとその人なりが浮かび上がる。自分が読んだ本があるとちょっと嬉しかったりして
ログインしてコメントを確認・投稿する