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2018年06月28日21:34

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不定期不連続物語「蟲五郎幻行録」その383

【聞き耳】
聞き耳を立てる。
1mmほどのごく至近距離で。
これから発せられる言葉は、俺の生き死にに関わるコトなため、自然そうなる。
いったいこの蟲五郎という怪人物は、どんな答えを導き出すのか。
例の右乳揉まれ事件に関するこの男の見解が、とてもひどく気になる。
チキチキマシン猛レースの今週の結果同様に気になる。
それにしても、俺はただ地道に生きてきただけなのに、何故こんなことになったのか。
ピリピリとした空気がゆっくりと流れてゆく。
不安と焦燥に駆られて俺がはじめた貧乏揺すりが、気付くと地響きを起こしていた。
いちいち言うまでもないが、俺は八郎という名の大巨人なのだ。
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