mixiユーザー(id:3728814)

2018年05月23日02:53

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葉桜。

満開のほほえみも、

土の香りとともに過ぎて、

ゆっくりとともに過ごすこともできないままの半世紀。


散る花びらを盃に受けて、

咲くもよし、散るもよしの潔さを、

少しは感じたかったのに、



ただ見上げれば、

散った花の後に色ずく葉桜。


少しだけ、余裕ができたなら、


君と乾杯しようか?


散ってなお美しくある、

枝葉の輝きはまた来る季節のために。

一献を捧げ、

今宵の夢に一人酔う。


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