ハートハンター/『タイム・シップ』

今回の新規お迎えミクさん最後の一人。話題のハートハンターちゃんだ。

高級品は質が違うなあ。


どの角度から見ても隙なく可愛い。

デビルウィングも完璧。あっ、ぱんつが。

容姿もスタイルも正統派ミク。　台座に固定してからでは、ぱんつが撮りにくい。

・タイム・シップ（1995）作：スティーヴン・バクスター
ウェルズの遺族に了承を得た『タイムマシン』の続編だ。パスティーシュには手を出さないことにしていたが、SFの後輩が読んだらしいので、負けじと読んだ。

細かく章立てされている上にストーリーの起伏が激しいので、720ページの厚さも苦にならない。時間航行家は、エロイ族のウィーナを助けるべく再びタイムマシンに乗り込む。だが異なる時間線の未来に到着し、そこではモーロック族が超越的な科学文明を築いていた。モーロックの築いた太陽カバーだけでも凄いアイデアだし、ここで哲学や科学を延々と語るのかと思った。まったく予想と違った。
航行家は様々な時間を放浪することになる。一度時間旅行をしてしまうと、その事実が因果律を破壊して異なる時間線が生まれるのだ。イギリスとドイツが五十年に及ぶ戦争を続けている世界がある。主人公が発明したタイムマシンが既成事実になっており、おたがいに過去にさかのぼって敵陣営を殲滅しようと不毛な戦いを繰り広げる。
人類が発生していない昔から超未来の凍った地球まで冒険の旅が続く。波乱万丈のプロットに加えて科学解説も読みごたえがある。終盤がやや難解だが、いかにも現代SFのタイムマシンらしい驚きに満ちた力作だった。★★★★★