若草の香りに包まれて、
寝転がった素朴な子供時代を、
思い出している、
親の背中なんて見ていなかった、
ただ、そら行く雲に想いを馳せ、
春先の雪解け水の行方をつなぐのが、
僕の楽しみだった。
もともと夢想家
そういわれればそうかもしれない。
唯一つだけ違っていたのは、
大人になるにつれて、
思っていたことが現実になっていくという奇跡を感じること。
だからいまでも、
素直でいたいと思うし、
時にそら行く雲に心をはせる。
夢は尽きることがないから、
もっと良き未来があるように祈る。
もしも、幼子の夢を抱きしめてくれる人がいるなら、
そのひとこそが魂の親なんだと思う。
そして、もしも、その人にたどり着ける日があるなら、
魂の涙すべて尽くしてありがとうございますと伝えたい。
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