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2018年04月21日22:32

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神宮スズメの独り言2018春〜8〜明治登場、新人登場

昨日まで亜細亜対中央の3連戦を観戦したボクは今日の神宮でやっぱりその観客の多さに改めて六大学の人気を感じた。

そんな中で明治がこの春初登場。早慶戦という別格の試合を除けば明治の六大学における観客動員数は間違いなくトップだろう。

その明治の先発は森下君。大分商時代にプロ志願届を出せば間違いなく指名された逸材だが、明治に進みその後は少し伸び悩んだ。1年時は3イニングを投げたのみ。2年の春に2勝を挙げるも秋には2イニングの登板で3点を失っている。

そして今年の春。今日の相手は東大だ。しかし・・・・

東大の先頭打者辻居君はボールカウント1−1からレフトスタンドに叩き込んだ。

湧き上がる3塁側東大応援席。その後3者三振にとり、東大の9番までの8人の打者からは合計6個の三振を取る。そしてまた辻居君に打席が回ったのは3回の2死無走者。

そこで辻居君はまた打つ。レフトフェンスにワンバウンドで当たる2塁打だ。森下君はその後四球を出してポテンヒットでまた失点した。

1回裏に明治は2安打と犠打で1点を返し、2回にも極めて幸運な安打を含めて3本の安打で1点を追加すると、3回裏一挙に5点を加点して試合は決定つけ、森下君も立ち直って6回を4安打2失点に押さえて交代した。もちろん勝ち投手だ。

だが、明治はその後次々と1年生投手をマウンドに送った。竹田君と磯村君だ。竹田君は昨年の春の準優勝校履正社のエース。磯村君は伝説の甲子園8月12日に登場した中京大中京のエースだった。

昨年の高校3年生はプロから見ると不作の年だった。早実の清宮に人気が集まったがそのほかの高校生は履正社の安田や広陵の中村が目立った程度だ。だが裏を返せば大学野球としては豊作の年だ。大学で腕を磨いて4年後のドラフトを狙う選手たちがこぞって六大学にやってきたのだ。

既に大阪桐蔭と履正社の主将だった福井君と若林君は慶應に入学し、すでに福井君は代打でタイムリーを記録している。甲子園出場こそないが高校通算50本塁打の慶應高校から大学に上がった正木君も押し出しの四球を選び翌日は代打で安打を放った。

早稲田に入学した大阪桐蔭の夏の優勝投手の徳山君はすでにデビューし、秀岳館のエースだった立教の川端君はリリーフ登板で1勝をあげた。

かつて浦和学院の卒業生の多くは東洋に行った。大阪桐蔭も亜細亜が多かった。だが今は多くが六大学にやってくる。その基盤を作ったのは立教かもしれない。

東大が一番勝ち星を上げている相手は立教だ。

そのような中で東大の辻居君は先頭打者本塁打を放ったのだ。日本の野球界においてこれからの有望選手たちが集まる六大学。もちろん、高校時代の無名選手が各地のリーグでの活躍で一気に一流選手になることもある。だが、そこにはいくつものハンディキャップを負いながらそれでも戦い続ける東大には違った魅力がある。

宮台君が卒業しただけではない。楠田君や田口君といったプロとは縁のない長距離砲も失っている。

将来有望な魅力のある選手が集う六大学、そこで戦う東大。ボクは何度も書いてきたが六大学は東大があってこそだ。魅力ある日本を代表する選手たちと東大の選手たちの戦い・・・・・

それが日本にとっていいように活かされてほしいと思う。




2018年4月21日 東京六大学野球春季リーグ戦(於 明治神宮野球場)
東大
101 000 000 = 2
115 020 00x = 9
明治

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