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2018年03月12日21:24

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ロイター通信に掲載された安倍と麻生の写真

 3月12日午後8時半、日本版ロイターニュースではなく本国イギリスのロイター通信ニュースにアクセスしたら、トップニュースで森友問題&財務省の書き換え事件を報じていた。その見出しは「Japan PM, finance minister under fire over suspected cover-up of cronyism」。cronyismを辞書でひくと、縁故主義とあった。それを踏まえて翻訳したら「身贔屓な汚職を隠した容疑で日本の総理と財務大臣が炎上」くらいな意味か。
 記事を読む以前に、感じたことが2点ある。
 一つは、この記事にまつわる動画ニュースで安倍と麻生の写真があまりに恣意的である、ということだ。ロイターに限ったことではないが、侮蔑的な報道の場合何千枚とある写真の中で掲載サイドの批判と悪意が伝わる「ぶさいく」な写真を選ぶケースが多い。トランプや金正恩もしょっちゅうぶさいく写真を使われている。しかし、今日の安倍&麻生の写真は、日本人に対する差別意図があるように思えるほど、ひどい写真だった。
 もう一つ着目したのは、日本版ロイターニュースではトップ記事が「初の米朝首脳会談、北朝鮮の悲願は米政権のリスクに」という意味がよく掴めない見出しの記事だったことだ。財務省の書き換え問題は、少なくともトップページでコラム扱いの小さな見出し記事でしかない。つまりロイターも対日本人向けにある種の「忖度」をし、本国版から書き換えをしている、ということになる。
 そりゃそうだ。
 日本人というのは総体として、「なぜ日本は世界中の人から愛されているのか」「日本人は世界中の人から尊敬されている」と言われたら、そうだ・そうでございますとも、と尻尾を振って喜び勇むソーシャルキャラクターだと欧米では認識され、マーケティング上、辛口の批判を控えている。ワシントン・ポストでも本国版では安倍を小馬鹿にしているのだが、おそらく日本版ではそれなりの「翻訳」をしているはずだ(有料になってから記事の全文が読めなくなった)。
 さて、見出しのあとの記事は長いのでざっと斜め読みをしただけなのだが、土地の不正売却問題よりこのたびの書き換え問題のほうがより深刻だと、冷めた見方をしているのが印象に残ったくらい。対岸の火事、というか民主主義の発展途上国の大失態ゆえ、見ていて楽しいだろう。欧米各国では、嘲笑を含んだ恰好のお笑いネタだ。
 日本の新聞でもこれくらい酷い写真を使って欲しいものだ。
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