神野オキナ「カミカゼの邦」徳間書店
------------
魚釣島で日本人が中国人民解放軍に拘束されたことを機に海自と中国軍が交戦状態に入った。
在日米軍もこれに呼応。沖縄を舞台に“戦争”が勃発した。
米軍によって組織された民間の自警軍――琉球義勇軍に参加した沖縄生まれの渋谷賢雄は激戦を生き抜く。
そして突然の終戦。東京に移った賢雄の周辺で暗躍する中国の非合法工作員〈紙の虎〉の真の目的は――?
やがて賢雄のもとにかつての部下たちが集う。
国際謀略アクション小説、新たな傑作の誕生。
------------
神野オキナさんのアクション小説です。
沖縄で日中紛争が起こった後、東京で中国の非合法工作員との戦いを描きます。
大藪春彦を思わせるハードな小説で読ませました。
森岡浩之「突変世界 異境の水都」徳間文庫
------------
水都セキュリティーサービス警護課に所属する岡崎大希は、グループ総帥じきじきに呼び出され、ある特殊任務を与えられた。
それは、宗教団体アマツワタリの指導者である天川煌という十七歳の少女の護衛だった。
教団の内紛で事故にあった彼女は入院中。
さまざまな思惑を持つ連中の追跡を振り切り、彼女をようやく安全なホテルへ送り届けたと思った矢先、大阪府ほぼ全域が、異世界に転移した!!
------------
森岡浩之さんの「突変世界」の前日譚です。
突然、異世界が転移してくるという現象が起きる世界で、主人公らのいつ大阪が異世界に転移します。
前作よりはスケールも大きく読ませました。
クレア・ノース「ハリー・オーガスト、15回目の人生」角川文庫
------------
1919年に生まれたハリー・オーガストは、死んでも誕生時と同じ状況で、記憶を残したまま生まれ変わる体質を持っていた。
彼は3回目の人生でその体質を受け入れ、11回目の人生で自分が世界の終わりをとめなければいけないことを知る。
終焉の原因は、同じ体質を持つ科学者ヴィンセント・ランキス。
彼はある野望を持って、記憶の蓄積を利用し、科学技術の進化を加速させていた。激動の20世紀、時を超えた対決の行方は?
------------
クレア・ノースの長編小説です。
何回も死んで再び同じ人生を生きるというテーマでグリムウッドの傑作「リプレイ」へ挑戦した小説です。
何回も生まれ変わる人々が複数いて、お互いを助ける組織があるという展開がまずは面白いです。
その組織を破壊し世界を終わらせようとする存在と主人公は戦う事になります。
これは面白かったです。
ログインしてコメントを確認・投稿する