mixiユーザー(id:350761)

2017年07月19日15:32

120 view

稲置街道108 山の神と稲荷神

小牧神明社の本殿の東側には境内社や板碑が祀られていたが、
その中に短い素木の塀が立っていた(写真左)。

フォト

塀の南側の前には中木が繁殖している。
気付くと、その塀の向こう側(北側)には
「山の神 社」と刻まれた社号標が覗いている。
塀は神宮式の藩塀だった。
藩塀の北側には玉石を寺勾配を付けて、1.5mほどの高さに組んだ
石段の付いた基壇があり、その上に素木の瑞垣が組まれ、
中に南向きの銅板葺の祠が祀られていた。

フォト

それらは部分的に玉石で縁石を組み、跳び石を埋めた
糸巻き型のコンクリートでたたかれた土台に配置されていた。
祀られた祠に比して祠の祀られた石段や石垣の石は大きく、
もとはもっと大きな社が祀られていたのか、あるいは山の神を祀った社だから、
もともと、これほどのサイズの祠だったのだろうか。
この境内で、もっとも最初に祀られていたのがこの山の神だっただろう。
本殿の東側には
この神社の境内社で、もっとも大きな社殿を持つ稲荷社も祀られていた(写真右)。
瓦葺入母屋造棟入の社で、腰までは寺勾配を付けた切り石積みの石垣が組まれ、
壁は軒下部のみ白壁でそれ以外は黒紅に染めた板壁に仕上げてある。
正面は正方形を重ねた格子戸が付いており、
4本の紙垂に重ねて7本の房を下げた注連縄が張られていた。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する