桜の花はもう半分くらい散って葉桜になろうとしているのに上野は人でいっぱい。まだまだ花見は続いているらしい。先週、会った義妹が初日に行くのを楽しみにしていると言った「茶の湯」展。そうか彼女は結婚前お茶を習っていたのか。あたしも高校時代和菓子目当てで茶道部に在籍してたけど何も身についていない。足が痺れて困った記憶はあるけど
。
なんでも今回は1980年に東京国立博物館で開催された「茶の美術」展以来、37年ぶりの大規模開催なのだそう。茶碗や茶道具ばかり並んでいるかと思ったらいきなり牧谿 「観音猿鶴図(国宝)」のお出迎え。
展示構成は
第1章足利将軍家の茶湯
第2章 侘茶の誕生
第3章 侘茶の大成
第4章 古典復興
第5章 新たな創造
室町時代の将軍から始まり、千利休、古田織部、小堀遠州、松平不昧と進み、近代の数寄者、益田鈍翁、原三渓という「茶の湯」のスーパースターをめぐる。
初めて見たときに大感激した静嘉堂文庫美術館所蔵の「曜変天目茶碗の稲葉天目(国宝)」、三井記念美術館で何度も出会った「志野茶碗 銘卯花墻 (国宝)」と「粉引茶碗 三好粉引(重要文化財)」。仁清の焼き物「色絵若松図茶壺(重要文化財)」他・・・ははさすがに美しいと改めて感心する。ほかにも名椀がいっぱいまさに名椀オールスターズ!。
会場内には写真撮影OKの茶室の再現模型も。中でお茶を一服したかったなぁ
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