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2016年11月13日18:03

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鬼才五社英雄の生涯/異端の人間学/幼女戦記6/サムライ−評伝三船敏郎−

春日太一「鬼才五社英雄の生涯」文春新書

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『鬼龍院花子の生涯』『極道の妻たち』『陽揮楼』『吉原炎上』『三匹の侍』『人斬り』……極彩色のエンターテイナー、映画監督・五社英雄。
五社作品の持つ情念に魅せられた著者は関係者への徹底した取材を重ねるが、その生涯を描き出すのは困難を極めた。
稀代の“ホラッチョ"五社の証言は、背中の彫り物ひとつをとっても同じ人物のものとは思えないほどときにブレる。どこまでが真実でどこからが嘘なのか?
これは、全身エンターテイナー──「人を喜ばせる」ことに生涯をかけた男の、ハッタリ上等、虚々実々の物語である。
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春日太一さんが五社英雄監督の生涯を描いた評伝です。
フジテレビから映画の世界に進出し、数々の力作を世に送り出します。
はったりやケレンも多く個人的にはそれほどファンではありませんでしたが、何作か見ています。
テレビ局出身という事で色々と映画界への屈折した思いはあったようですね。
関係者の豊富な証言も貴重で、春日さんの映画に関する本は外れナシです。


五木寛之・佐藤優「異端の人間学」幻冬舎新書

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野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。
日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。
だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。
欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再び握った。
ロシアを知り理解し得なければ、今後日本は生き残れない。
一九六〇年代からソ連・ロシアと深く関わってきた二人の作家が、文学、政治経済、宗教他あらゆる角度からロシアを分析。人間とは、
国家とは、歴史とは、そして日本人とは何かを浮き彫りにしたスリリングな知の対論
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ソビエト、ロシアを題材にした作品も多い五木寛之さんと、モスクワにも長く駐在した外交官だった佐藤優の対談本です。
ロシアの話が多いのですが、少年時代に満州でソビエト軍の占領下の経験のある五木さんとソビエト崩壊を目撃した佐藤さんの話はさすがに面白いです。
その他、五木さんの仏教と佐藤さんのキリスト教という観点からの宗教の話も面白いです。


カルロ・ゼン「幼女戦記6 Nil admirari」KADOKAWA/エンターブレイン

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生存とは、いつだって闘争だ。帝国軍、ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は極寒の東部戦線において文字通りに原初的な事実を痛寒していた。
精緻な暴力装置とて、凍てつき、動くことすら、骨を折る季節。なればこそ、冬には策動の花が咲く。
矛盾する利害、数多の駆け引きが誰にも制御しえぬ混迷の渦を産み落とす。
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転生して幼女となった現代のサラリーマンが魔道のある世界で戦功をあげて出世していくと言う話です。
相変わらず戦略や兵站についてマニアックに語られています。
特に今回は兵站に関して詳しく語られているのが渋い。
佐藤大輔ファンにはお勧めです。続巻も楽しみです。


松田美智子「サムライ−評伝三船敏郎−」文藝春秋

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『羅生門』『七人の侍』『用心棒』など名作の数々でスピルバーグらハリウッドの名匠も憧れた“世界のミフネ”。
一方、私生活では酒乱や不倫騒動でスキャンダルにまみれた。
盟友・黒澤明との不仲の真相とは。そして初めて明かされる最晩年。
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松田美智子さんの三船敏郎さんの評伝です。
松田さんは松田優作の最初の奥さんだった人。
黒澤作品などの関わりも語られますが、あまり触れられない、三船プロ設立後の社長と俳優業の間での苦闘や、私生活での不倫騒動などが詳しく語られます。
あまり知らない三船の姿を知り、興味深かったです。
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