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2016年09月11日14:14

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紳士協定

今週末は単身赴任先で過ごす。

昨日は歯が痛く何もする気が起きず。

今日は随分とましになった。

映画をDVDで1本観た。

1947年のエリア・カザン 監督作品「紳士協定」

人気作家が週刊誌の編集長に呼ばれカリフォルニアからニューヨークに引っ越してくる。

そこで頼まれたのは反ユダヤ主義の記事を書くことだった。

しかしなかなか良いアイディアが浮かばず、結局自分がユダヤ人と名乗った時に世間はどんな反応をするかを記事にすることを思いつく。

ユダヤ人と名乗ったとたんに変貌する人々。

そしてそんな現実に対しておかしいとは思いつつ口を閉ざす人たち。

まあこんな話だ。

この映画が言わんとするところは、ユダヤ人を差別することが悪いというよりも、そういうことがわかっていながら、何も行動しないでいる人たちはだめでしょうといういうことだ。

ここにこの映画の良さ、普遍性がある。

こういうことは何もユダヤ人差別に限ったことではない。

今の世界、身の回りの現実を見渡した時に自分がおかしい、間違っているといったことに対して勇気を持った行動力でやれていますか。

出来ていないことは間違っている事を肯定しているのと同等よって言っているのだ。

まあ自分自身のことに置き換えるとはなはな何もできていない現実があるだけで、情けない次第だ。


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