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2016年04月14日16:10

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禅 心をかたちに  京都国立博物館  仁和寺の御室桜

最終日は再び京都。近鉄奈良駅8時19分発京都行きは乗り換えなしなので楽ちん。京都駅の手荷物預かり所に荷物を預けて京都国博へ。今回は平成知新館がまるごと特別展示になっていた。つまり1階から3階までの全室が「禅」で埋め尽くされていたというわけ。目録の最後の番号は305番(展示替え含む)。10月に東京国博に巡回してくるみたいだけど京都会場のみの展示物がけっこうある。

会場の構成と気になった作品
1・禅宗の成立
「臨済義玄像 一休宗純賛 伝曾我蛇足筆」
臨済宗って臨済義玄が開祖だから臨済宗なのね・・・といきなり自分の無知さに気づくあせあせ。この人の肖像はおっかない顔ばかり。よほど気性の激しい人だったのだろう。

2・臨済禅の導入と展開
両足院の「明菴栄西像 一庵鱗賛」・・・栄西の頭の形が気になる。

3・戦国武将と近世の高僧
部屋の中央に置かれた「伊達政宗倚像」が生々しくてどっきり。墨蹟ってあんまりよくわからないけど沢庵和尚や白隠、仙崖の書には惹かれる。仙崖の「寒山拾得・豊千禅師図屏風」の奔放さにシビレる。

4・禅の仏たち
京都鹿王院の「十大弟子立像」がまるで生きているような様子にしばし見とれる。黄檗宗大本山萬福寺の中国人仏師・范道生の仏像はかなり中国風。

5・禅文化の広がり
「瓢鮎図 如拙筆」、「玳玻天目」、おまけに雪舟の「秋冬山水図(二幅)」というおなじみの国宝たち。伝牧谿の「龍虎図」の虎っていろんな絵師にコピーされてると思う。狩野元信の「大仙院方丈障壁画 四季花鳥図」、滝の表現が見事。

はぁ・・・3時間近く鑑賞。禅って西洋人に人気あるみたい。外国人とピカピカ頭の仏教関係者が過半数という展示会だった。初日の午前中としてはまぁまぁの混み具合。

国博を出て四条河原町の「ミュンヘン」でランチ。午後は仁和寺に桜見物に行く。・・・これがすっごい人、人人。京都で一番遅咲きの御室桜は今日が満開。桜は文句なしにキレイ。やっと京都で花見ができたぁ。

バス乗り場は長蛇の列、おまけに道路は大渋滞だったので嵐電で四条大宮に出る。バスに乗り換えて京都駅。いつものように伊勢丹の地下で京都土産、蓬莱のシュウマイ、おばんざいの弁当、酒・ビールを買い込み新幹線内居酒屋を楽しみながら東京へ。おつかれさま。


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