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2016年04月02日09:38

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没後100年 宮川香山   サントリー美術館

金曜日の夕方恒例の美術館めぐり。でも今まさに花見のシーズン。先日行ってみた上野の混雑恐るべし!!だったので六本木に行くことにする。

宮川香山との出会いは東京国立博物館で見た「褐釉蟹貼付台付鉢」。その次は名古屋のヤマザキマザック美術館で展示されていた23作品。今回、サントリー美術館の目録を見ると149番まである(展示替え・大阪会場のみ含む)!。

入場するとすぐに展示されていた「高取釉高浮彫蟹花瓶」。国博で見た「褐釉蟹貼付台付鉢(重文)」のが明治14年39歳の作品でこれは大正5年74歳没年の作。蟹のリアルさが増したような感じ。病気で吐血しながらの最高傑作・・・凄い。

超技巧の陶磁器に表現されている動物がみな可愛い。蜂や亀までが愛おしい。百鬼夜行の鬼もどことなくユーモラス。一つ一つの作品にストーリーがあっていつまで見ていても飽きない。しかし・・・どの作品も技巧が凄すぎて手に持てば割ってしまいそうで恐ろしい。でも階下に降りて釉下彩・釉彩の作品になると手元に持っていたいなぁと思われる作品もチラホラ。

展示構成は
第一章 京都、虫明そして横浜へ
第二章 高浮彫の世界
第三章 華麗な釉下彩・釉彩の展開

明治の職人魂の神髄を見た。
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