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2015年12月10日10:00

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人生意気に感ず「校長と教科書出版社の見識。中国赤色警報の行方。トランプの暴言」


◇小中学校の校長や教頭が教科書の出版社から5万円をもらい懇親会と宿泊の費用まで出してもらったと報じられた。報道によれば先生たちは軽率だし、出版社は検定制度の意義、教科書作製の使命感を忘れたものと言われても仕方ない。
 出版社は三省堂。検定中の教科書を閲覧させた。検定中の教科書を見せることは禁じられている。教科書は子どもたちに大きな影響を与える。選定される過程は公正でなければならない。憲法は検閲を禁じる(21条)。かつて検定が検閲に当たるのではないかを巡って激しく争われた(家永訴訟)。教科書選択に関するあの緊張感と重大性を教師も出版社も忘れてしまったのではないか。教育委員会は、教育の原点に関わる問題として真剣に対応すべきである。
◇中国の大気汚染は凄まじい。遂に最悪の「赤色警報」が出た。テレビでは、窓の内側から隙間に目張りする邦人の家庭が報じられた。小中校は休校になり、車の運転も規制されている。冬になり中国中で石炭をもやし始めたことが状況を一層悪化させている。中国を新幹線で走るといたる所に太い煙突が目につく。火力発電所の光景である。中国のエネルギー事情は限界に違いない。この状況の先にあるのは原発である。近い将来驚くべき数の原発を計画している。風下の日本にとって大きな脅威である。中国に原発の適切な管理を期待するのは難しい。原発の管理は、国民個人の生命を第一に考える政治体制かどうかが深くかかわるからだ。
 汚染大気の中の「PM2・5」には発がん物質が含まれている。「赤色警報」は健康への赤信号を意味する。近い将来、中国のがん状況は想像を超えて深刻化するのではないか。既に至る所に「がん村」が発生していると言われる。
 資本主義は本来、矛盾を抱えている。それを長い道のりの中で一つ一つ克服してきた。中国は政治は社会主義を掲げながら経済は自由主義という二本立てで一気に矛盾の中に突き進んだ。独裁政権は黒い霧を抜け出せるのか。
◇共和党の大統領選候補指名争いのトランプがイスラム教徒の入国禁止を主張した。国内外のイスラム教徒の存在を考えないのか。自由の国のトップを目指す者が。「イスラム国」征圧にはイスラム教徒の力も必要なのに。今後も支持率が伸びるとすればアメリカの民主主義がおかしいことになる。(読者に感謝)

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