茅田砂胡「祝もものき事務所4」C・NOVELS
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凰華の大学時代の先輩である芹沢達也が、開設したての「もものき事務所」に依頼を持ちこんだ。
だが、太朗は初手から「理解不能な」理由で大遅刻!
怒りに震える秘書の凰華とともに向かった先では、敷地内で遭難できそうなお屋敷での複雑怪奇な相続争い!?
もものき、最初の事件。
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茅田砂胡さんのもものき事務所シリーズの4冊目。
今回はもものき事務所ができたばかりの最初の事件。
例によって超お金持ちの旧家の色々なしがらみを主人公が意図せず解決してしまうというお話。茅田さんの他のシリーズと比べるとそれほど乗り切れませんが、さくさく読ませますね。
しかし茅田さん日本の旧家の因習と男性中心主義が本当に嫌いなんですね。
山本巧次「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」宝島社文庫
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江戸・文政年間、両国橋近くに住むおゆうは、江戸一番の薬種問屋・藤屋から調査を依頼される。
息子が殺されたうえに、薬を闇で横流ししている疑いまでかけられていたのだ。
おゆうは気心の知れた同心とともに調査に乗り出す……が、彼女の正体はミステリマニアの元OL・関口優佳。
祖母から受け継いだ家から繋がるタイムトンネルを通り、二百年の時を隔てて二重生活を送っていたのだった――。
科学捜査研究所に勤める友人を頼りに、現代科学で事件の詳細をつかんでいく優佳だったが、それをどうやって江戸の人間に伝えていくのか…。
ふたつの時代を行き来しながら、おゆうは薬種問屋の闇に迫る!
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山本巧次さんの長編小説です。
江戸と現代の東京がつながっていて、という設定は半村良の「およね平吉時穴道行」みたいですが、ヒロインが現代と江戸を行き来しながら捜査するというのが面白いです。
殺人事件の裏に陰謀があり、二転三転する展開が読ませます。
最後に大きなひねりがあり、さらに意外なオチまで。
このミス大賞の最終選考まで残り、全会一致で隠し玉(編集者推薦)として出版されました。
ちょっとヒロインが男性的な性格にすぎる気もしますが、映像化したら面白そうです。
シリーズ化しそうなので今後続巻が楽しみです。
カルロ・ゼン「約束の国2、3」講談社
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スロニアTO叛乱の芽を撃滅した功績が認められ、連邦軍中尉任官及び共産党書記局付という異例の昇進を果たしたダーヴィドら五人は、ボルニア共和国首都ヴルフ・ボスナに赴任する。
ヒルトリアの“末期的現状”を唯一正確に見抜くトルバカインと未来を知るイレギュラーであるダーヴィドは“制御可能な革命”を果たす為、約束の国に巣食う“癌”を手段を選ばず一掃していく…。
カルロ・ゼンが贈る“共産主義英雄譚”粛清の第2巻―。
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伏魔殿と化したヒルトリア共産党で“ボルニアの腕切り人”と呼ばれ、汚職官吏の大掃除に辣腕を振るうダーヴィド。
トルバカインと共に“制御可能な革命”の準備を着々と進めていたダードだったが、ソコルジー少将の暗殺を引き金に、政局は混迷を極めていく…。
クーデターを発動し、ヒルトリアを掌握するのは連邦軍か、民族主義者か、超連邦主義者か、それとも―。
カルロ・ゼンが贈る“共産主義英雄譚”激動の第3巻―。
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ユーゴスラビアを元にした国での主人公の活躍を描きます。
しかし共産党の英雄として民族主義を弾圧する側を主人公に描くってのがすごい。
3巻が起承転結の転にあたるそうです。
4巻で完結するかどうかは不明ですが、続巻楽しみです。
これで一応ライトノベル?のレーベルですから、ライトノベルも色々ですね。
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