鹿の角切り

今年の鹿の角切りは10月の10日〜12日で、東京墨田区での展示・ワークショップの期間中に終わっていました
奈良の秋を代表するイベントの１つで江戸時代から行われている伝統行事です。
雄鹿にとってはシンボルの角を切られるのは、とんでもないことです。人への危害防止が目的ですが、人が知識なく鹿の世界に入って行くのが原因で、鹿にとっては迷惑な話です。
奈良の鹿にも実力No.1のボスがいます。そのボス鹿の角を切ると、その時点でボスではなくなり、大した実力もないのがボスになるとか。それはおかしいので、ボス鹿の角は切らないようにしているとの話も聞いたことがあります。
この作品はかなり以前に制作したものですが、先般鹿愛護会と繋がりのある方が見た瞬間「これ誰々さんだ」と言われました。法被姿の勢子さんにはそれぞれのスタイルがあって、知る人が見れば判るようです。