隅田川の向こう岸まで

今朝は驚くことがありました。
毎年、展示会場から徒歩で約２０分の場所のホテルに泊まり、毎朝隅田川を渡って通います。途中桜で有名な隅田川沿いの公園で１５分ほど発声練習をします。
練習の中の一吟は「三叉中斷す大江の秋…」と、まさしくピッタリの隅田川の秋の風景が題材です。
言問橋の近くで、向こう岸をウオーキングする人に届けとばかり発声します。
ただ、過去３年は反応ゼロ、こちらを振り向かせることすらできませんでした。
ところが今朝、偶然かどうか不明ですが、練習の後半で向こう岸を歩いていた人が、こちらを見てパタと立ち止まり、何やらら手を振るしぐさも。
たまたま風向きが良く、断片的にも聞こえたのでしょうか。練習で残る律詩を終了するまで立ち止まり、終了後、合図らしきしぐさをして歩きだされました。
慌てて写真を撮ったのですが、蟻の如く小ささです。○で囲んでみましたが人間と判別するのが難しいぐらいです。
偶然私の後ろに何か珍しいものでもあったのかも知れません。でも、もしもの可能性を追って、明日も試したいと思います。楽しみが一つ増えました。