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2015年10月06日07:28

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ざくろの想い出

この時期、ざくろがパックリと口を開いて、赤いつぶをこれでもかと見せています。
一頃、アンチエイジングに良いとかで持てはやれましたが、ブームは去ったようです。
小学生の頃、山の中の自宅へ友達と別れてから長い時間一人で帰るのですが、農家の庭に植えられたざくろが塀の外まで元気に枝を伸ばし、沢山の実を付けます。
まだ食べた経験がなかったとき、キラキラ輝く真っ赤な実が美味しそうでつい立ち止まって見上げていたら、欲しそうに見えたのでしょう、気付いたおばあさんが出てきて「食べる?」と言いながら、1つ採ってくれました。
太陽に照らされていた実は温かく、お礼を言って大喜びで帰路につきます。
明治生まれの親からの厳しい躾で、手も洗わず、また歩きながら食べると大目玉を喰らうので、我慢して我慢して家路を急ぐのですが、食べたい気持ちは抑え切れず、2、3粒口にします。
想像では、その色と艶から、甘くて柔らかく、全部食べられるはずでした。
ところが口にしてみると、いきなり硬い種にぶつかるワ、渋いワで幻想が一気に吹っ飛びました。
この3粒以降、この実を見ても「食べたい」との欲求は起きなくなりました。

先日、FBフレンドさんからの写真をヒントに、デザインしてみました。何かの「顔」が見えてきませんか?
子供の頃、天井板の模様がお化けに見えて怖かったことをつい思い出しました。
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