mixiユーザー(id:7202852)

2015年10月05日06:58

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興福寺の仏頭

この像は、先月まで開催されていた白鳳展で、最初の9日間だけ展示されていました。
山田寺から興福寺東金堂の本尊薬師如来像として移されたのですが被災します。
残った頭部が1415年に再興された現在の東金堂の本尊の台座の中に納められたのですが、昭和12年(1937年)に発見されるまで、500年以上人の目に触れない状態でおられたことになります。発見した人は吃驚!感動したと思います。青年のような若々しさを感じる素晴らしい造形です。
ただ、モノトーンにデザインする中で、一番の課題は瞳をどうするかです。実際に拝観しても、どの位置に、どのような大きさの瞳であったかは良く見えません。瞳を入れないとすべて白目で、とても作品になりません。
蔵書の写真集や図書館、書店で大写しの写真に映る、微かなラインを参考にし、あとは推測でいろいろな瞳を描いて試してみました。その中で、一番納得のできるものを切ってみました。
もし、造像した仏師が見て、大きく違っていたら叱られるでしょうね。
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