Bunkamuraにて。
サティだからこそできる、美術館での作曲家の展覧会。
最初の部屋では、「ジムノペティ」が流れる中、ムーランルージュのポスターなど、モンマルトル時代の活動を紹介する。
ついで「薔薇十字会」の活動などの展示があり、山高帽と眼鏡のお馴染の肖像写真。
そして、目玉でもある、モンパルナス時代のバレエ作品「パラード」の紹介となる。このバレエは、脚本コクトー、音楽サティ、美術ピカソという組合せによってつくられた。最近再現された舞台の映像が流れるとともに、ピカソのスケッチなどを展示。
最後に、サティに関わる、マン・レイの作品等。有名な目玉のメトロノームも。たしかに、音楽と美術の関係を端的に象徴するような作品だ。
図録に、CDが付いているのもいい。「薔薇十字会のファンファーレ」や「ジュ・トゥ・ヴー」を聞き乍ら、展覧会を反芻している。
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