これは2013年3月に行われたルツェルン音楽祭でのアバドとアルゲリッチの共演盤。
何度となく共演してきた二人、しかし2014年1月にアバドは亡くなっているので、これが最後の共演盤ということなのだろうな。
また二人のモーツァルトのピアノ協奏曲の作品化は初めてだ。
アバドは結構モーツァルトを録音しているが、アルゲリッチにとっては過去のピアノ協奏曲とピアノ・ソナタ含んでこれが3回目の録音のはず。
なんか最後がモーツァルトというのは感慨深いものがあるなあ。
モーツァルト管弦楽団の演奏はとても優しくて穏やかで気品に溢れていると思う。
そこにアルゲリッチのピアノが絡むが、これも強烈な音ではなく、まあ円熟の極みとでもいったらいいか、なんか風格を感じさせる。
僕ごときが言うまでもなくこれは名盤だな。
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