寺山修司の「ポケットに名言を」。
久々に読み返してみる。
抜群に面白い。
言葉の魔術師が選んだ名言の数々。
いいな。
例えば 本人の文、「私のノート」の一節。
「ある日、私は考えた。
人生というのは、いつ始まるのだろうか?
それは決して生まれるときではないだろう。
それでは、はじめて恋をしたときか?
書物を通して、また人間関係を通して自我にめざめたときか?
あるいは、自分の中に棲んでいる『もう一人の自分』との友情が成り立ったときか?」
「平手打ちのような雨が降る」
と書いたのも、寺山修司だったか。
やはり、寺山は刺激的だ。
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