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2015年02月13日22:56

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TSUTAYA湘南T-siteへ

 昼からTSUTAYA湘南T-siteで、6歳年上の友人のトークを聴講。題目は「旅の流儀」みたいな内容で、彼の旅経験とおすすめスポットを順々に披瀝する講演だ。私は彼の本を編集したことと普段から行き来があるため、初耳だというような話はないのだが、それでも聞いていて楽しいのは、彼が心底旅を愛しているからだ思う。自分が好きなことを熱く語られると、心地よいものだ。逆もまた言える。嫌いなことにふれて悪口を聞かされると、たいていの場合疲れてしまう。私は政治的立場をはっきりさせる趣味趣向があるので、不快なことこの上ないだろうな。
 トークのあと、彼と担当編集者と私の3人でゆるゆるとお茶をした。とりとめのない話ゆえ書き留めるほどのこともない。TSUTAYAの店内は混雑していたが、レジに人が並んでいないことのほうがずっと気に掛かっていたのだった。
 本屋をやりたい人が増えている。が、本は売れない。
 これは出版に関しても言えることで、本を書きたい人はどんどん増えているが、本を読む人は急激に減っている。いまの時代を象徴しているような現象だ、というのが3人の一致点だった。
 帰りに湘南モールへ行って、ラズリのドッグフードと牛すじササミ巻という犬のおやつを買った。我が子可愛さに、人間用より高いおやつをやむなく買う。歯が痛くなければ私がそのおやつを食べたいくらい、見た目が美味しそうだ。
 今日はテレビニュースもネットのニュースも見ずにこの時間まで来た。夕刊は風呂のなかで読んだ。一面は「安保法制 与党協議始まる」というのと「原電、持ち株会社化検討」、ウクライナ情勢だった。
 まるで他人事のような無自覚無批判の内容だったが、原電が持ち株会社に移行し、各電力会社の経済支援に加えて廃炉作業に技術者供与することで生き残るという。しかも「汚染水漏れなどの問題が起きると、原電も賠償責任を問われるおそれがある。このため、福島支援の別会社を設けることで、賠償責任などが原電の出資者である電力各社におよぶことを防ぐという狙いがある」と記事にはあった。
 隣の記事が「国民の命と暮らしを守るための法整備」だ。
 併せて二つの記事を冷静に読んでいくと、安全の基軸が右往左往していることがよくわかる。安倍自民党が勇ましくもあり愚かでもあるのは、「命と暮らし」と耳障りのいい言葉をスローガンにして、各論になると国民生活を危険に陥れることに邁進(ばく進というほうが正しい用法か)する。
 9・11は世界貿易センタービルに乗っ取られた航空機が突っ込んだテロだが、これと同じ方法でハイジャック機が敦賀原発と福島第2原発にぶつかると日本は半ば消滅するに等しい。日本人に向かって偏狭なアジテーションをするのと、テロリストたちを挑発をするのを同じマインドでおこなう、というのは、あまりに無自覚過ぎやしないか。
 朝日は慰安婦問題以降、良心的で理想論的な意見を縷々述べるような署名コラムを多々掲載するものの、だんだんと記者の書く記事内容が投げやりになってきた。世間の右傾化に歩調を合わせるかのように。これは自覚的だけに、政府とは違う意味で悪だと私は思っている。
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