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2015年01月02日22:11

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自他幸甚

 今日はお寺の荘厳なる新年例大祭が執り行われる。私にとっても一年の中の大事な行事だ。揺るぎない信仰がないからこそ、こうした仏教的な式典に列席して少しでも染まりたいのだ。何に染まりたいの? それさえわからないのだけど、強いて言えばたとえ1秒でもいいから優しい気持ち100パーセントになれるレッスンを受講する、みたいな思いだ。仏道って砕いて言うと、そんな教えと目的ではないのか。
 読経とご祈祷で1時間近い時間が静かに過ぎて行く。最後にご住職のご講話(法話)を聞く。
 ご住職は半紙に朱筆で書かれた「自他幸甚」という文言を示しながら、「ちょっと注意して見て欲しいのは”自”と”他”の字の大きさです。自を小さく、他を大きく書いてみました。これは願い事が叶いますようにとか幸せになりますように、と願う際にまず自分のことより他者のことを大きく考えましょう、という意味を込めてます」というようなことをもっとお上手におっしゃった。仏事でも神事でも正月に祈る内容はだいたいが自分か、せいぜいが自分の身内の幸せを願うようなところがある。が、私は毎日のように寺や神社へ行くものだから、なんかお願い事ばっか言ってていいんだろうか、という疑問が常にあった。それでタイを3週間回って100寺巡幸みたいな旅をしたときは震災から1年足らずの時期だったこともあって、「震災被災者が頑張ったら頑張っただけ立ち直れますように」というような願いをぶつぶつ心の中で唱えていたのだが、これはこれで偽善っぽい気もしていた。
 だから仏教に於ける利他主義の講話で、ちょっと気が楽になったのだった。
 行事後、ご住職夫妻から「このあとお茶でもどうぞ」と誘われ、結局お寺に4時間ほど居着いてしまった。寺の境内には野良猫が常時4〜5匹いるのだが、自分の一匹の猫になったような気分。
 夜、テレビを見るのもますますイヤなので、新たな明朝のフォントを探し、気に入ったフォントを2つ、Macにインストールした。Macユーザーはプレインストールされているヒラギノ明朝&ゴチックを標準で使っている人が多い。端正な字体で好きなのだが、手紙をパソコンで書くとき、無個性さにありがちなクール感がある。なので、柔らかさのある明朝と古めかしい明朝の2書体を入れてみた。
 これで手紙を書く愉しみがちょっと出来た(^o^)。
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