うふぅ、やはりこの弾力がたまらんなぁ。
こうして力加減をしつつ揉みしだくことで、私は心の安息を得るのだよ。
それを知ってる家族は、暗黙の了解ってやつで、見て見ぬふりをしてくれる。
私が感触を楽しんでいる間は、そっとしておいてくれる。
私からこの愉悦しみを取り上げることが、いかに残酷であるかを、分かっているのだ。
もっとも、単に私の嘆息に混じった、死んだ貝のような悪臭を嗅ぎたくないだけかも知れんが。
しかし、こうして断続的に揉みほぐしていると、面白い変化があるんだな。
肌色から赤、どす黒い紫と、3色パンみたように色が別れて、実にきれいなことになってきたじゃないか。
私はパン食主義者ではないから、食いたくなったりはしないが。
それにしても、このたんこぶってやつ、何て魅力的な代物なんだろう。
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