痛みで目が覚めた。枕元に置いている目覚まし時計を見たら午前5時前だった。眠りに就いて4時間半といったところか。痛み止めの効き目がなくなったのだろう。なんだか絶望的な気分になったが、他方、会社勤めをしない身でよかったと思う。痛みと付き合うことをいまの仕事だと思えば気も楽になるさ。
吐きそうなほどに痛い。が、痛みと向き合っていたら神経的に参ってしまい、そのまま半覚醒状態で朝8時ちょっと前までうとうと出来た。
一日3粒と処方されているので、我慢出来るところまで痛み止めを飲まないようにしよう、と妙に前向きになった。
自己診断でも顎関節症だ。Googleで「顎関節症」+「痛み」と検索したら、そのあとに「和らげる」とか「緩和」といった関連キーワードが出てくる。片っ端からクリックし、痛みのツボを押したり、顎を左右に押してみたり、氷を頬に当てたり、家にあったボルタレンを頬から顎まで塗ってみたりして、気を紛らわす。が、逆に痛みと真正面から向き合っているわけで、ますます痛みが増し、やむなくペペロンチーノの朝食後、鎮痛剤を飲んだ。
テレビニュースは後藤氏殺害一色で、チャンネルを替えても替えても似たり寄ったりの構成と報道内容だ。天皇が亡くなったのならすべて右へならえで不思議ではないが、全体主義国家でもあるまいにと激しく厭世観。
こういう時こそ、文学だろう。ということで、昨日図書館で借りた『萬月な日々』という花村萬月のエッセイ集を手に取った。この作家は自意識と内省を無限に昇華させることで人間の姿を紡ぎ出す。社会も政治も常識も、自分と完全に切り離して、自己探求する。私はこの作家が嫌いなのだが、読む。丸山健二も人間としては大嫌いな男なのだが、尋常ならざる自意識文学ゆえに評価が高い(自分のなかでは)。
花村のエッセイ集だけだと読むのがつら過ぎるので、『沖縄・チビチリガマの”集団自決”』を併読した。が、日本軍のあまりに下劣なる心性でどうしても安倍以下大多数の政治家のツラが思い浮かんできて、痛みが強くなる。どうだろう、もっとぽっと心を明るく灯す大人の童話でも借りればよかったかな。
日記を書くのもつらいほど痛い。鎮痛剤を飲むと和らぐ。この変化が楽しいし、救いだ。人生、捨てたもんじゃない。自分で何を書いているのかわからなくなってきた。
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