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2025年06月03日18:44

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沢木耕太郎セッションズ〈訊いて、聴く〉

「沢木耕太郎セッションズ〈訊いて、聴く〉」読みました。

沢木耕太郎さんの対談集です。4冊にまとまっています。これは面白かったです。ごく簡単に感想を。

2020年に出た本ですが、対談相手を見ればわかる通り、1970年代後半から2010年代年までの対談が集められています。

�機|�人、かく語りき(人物)

「肉体・異国・青春」吉本隆明/「逆襲ムカシばなし篇」吉行淳之介/「私の・愛した・映画」淀川長治/「時の廃墟へ」磯崎新/
「旅が教えてくれたこと」高峰秀子/「一九六〇年を中心に」西部邁/「男から学んだこと、女から学んだこと」田辺聖子/
「比叡山での日々」瀬戸内寂聴/「いつかの続き」井上陽水/「ジグソーパズルにピースをひとつ」羽生善治

淀川長治さんと沢木さんの父が同い年という事から淀川さんには沢木さんが息子の様に思われたのか。
沢木さんが映画評を書いている事で映画を見捨てないでという話も。

井上陽水さんとは結構面白い話をしていますね。沢辺さんも陽水さんと話が合ったのが意外だったとか。

高峰秀子さんとの対談は唯一高峰さんの対談集で読んでいました。

田辺聖子との対談は意外ですが、実は沢木さんの奥さんが田辺さんのファンで小説を読む事を勧めたとか。
田辺さんと旦那さん(カモカのおっちゃん)と沢木さんの奥さんと4人で食事したりした事もあったそうです。

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「アクション・ターゲット」長谷川和彦/「貧しくても豊かな季節」武田鉄矢/「事実の力、言葉の力」立松和平/
「いくつもの人生を生きて」吉永小百合/「見えない水路」尾崎豊/「みんなあとからついてくる」周防正行/
「陶酔と憂鬱」先崎学/「ソウルで話そう」福本伸行/「あの旅の記憶」大沢たかお/「帰りなん、いざ」上村良介

映画監督の長谷川和彦さんとの対談は長谷川さんの2作目「太陽を盗んだ男」の公開前のもの。
これが印象的でした。長谷川さんは「太陽を盗んだ男」を最後に現在まで新作を撮れていないです。
「太陽を盗んだ男」の次に「連合赤軍」を撮りたいという長谷川さんに、沢木さんはそれは後の世代の仕事ではないかと言います。
はっきりとは言ってませんが暗にやめた方がいいというニュアンスがありますね。
これがずばりその後映画を撮れなかった長谷川さんの未来を言い当てているような気がします。

武田鉄矢さんとの対談も意外、坂本龍馬の話は武田さんが博多から上京した自分と重ね合わせているという指摘が面白い。

マンガ家の福本伸行さんとの対談は意外。
実は沢木さんの知り合いの女性が福本さんのアシスタントをやっていて、その後福本さんの奥さんになったのだとか。

�掘‘�酔と覚醒(旅・冒険・スポーツ)

「スポーツ気分で旅に出ようか」山口瞳/「映画とオリンピック」市川崑/「スポーツを書くということ」後藤正治/
「海があって、人がいて」白石康次郎/「すべてはつくることから」安藤忠雄/「最初の旅、最後の旅」森本哲郎/
「サッカー日和」岡田武史/「垂直の情熱について」山野井泰史、山野井妙子/「記憶の濃度」山野井泰史/
「拳をめぐって」角田光代

安藤忠雄さんというと大学を出ずに建築家になった経緯には私も興味がありました。
その点を割と細かく聞いていて面白かったです。

知らなかったのですが、角田光代さんはボクシング・ジムに通い、ボクシング小説も書いたそうです。
小説読んでみようかな。

�検\韻鬚弔覆阿燭瓩法淵侫�クションとノンフィクション)

「ノンフィクションの可能性」柳田邦男/「事実と無名性」篠田一士/「アマチュア往来」猪瀬直樹/
「書くことが生きることになるとき」柳田邦男/「フィクションとノンフィクションの分水嶺」辻井喬/
「砂の声、水の音」村山由佳/「それを信じて」瀬戸内寂聴/「歩き、読み、書くノンフィクションの地平」角幡唯介/
「鋭角と鈍角」後藤正治/「奪っても、なお」梯久美子

ノンフィクションに関するノンフィクションや小説家との対談はさすがにプロ同士の会話という感じ。
いささか敷居は高かったです。
特に辻井喬(堤清二)さんのモデルを元にした小説の話は詳細を細かく語っていました。
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