高野秀行さんの本を二冊。高野さんの本は面白い。
高野秀行「イラク水滸伝」文藝春秋
------------
中国四大奇書『水滸伝』は、悪政がはびこる宋代に町を追われた豪傑たちが湿地帯に集結し政府軍と戦う物語だが、世界史上には、このようなレジスタンス的な、あるいはアナーキー的な湿地帯がいくつも存在する。
ベトナム戦争時のメコンデルタ、イタリアのベニス、ルーマニアのドナウデルタ……イラクの湿地帯はその中でも最古にして、“現代最後のカオス”だ。
想像をはるかに超えた“混沌と迷走”の旅が、今ここに始まる――
中東情勢の裏側と第一級の民族誌的記録が凝縮された
圧巻のノンフィクション大作、ついに誕生!
------------
これは面白かった。高野さんの本でもかなり上位に来ます。
湿地帯に豪傑が集合する「水滸伝」になぞらえてイラクの湿地帯を取材した本です。
上流にダムなどが出来て水量が減りかっての広大な湿地帯はかなり縮小してしまったそうですが。
フセイン時代も独裁と戦い、イランイラク戦争では戦場にもなった湿地帯の人々を描きます。
600頁近い厚い本ですが高野さんらしく読みやすいです。
イラク湿地帯の人々を水滸伝の登場人物になぞらえたりするのも爆笑。
ジャームシュ宋江、アヤド呉用、顔が似ているからアリー松方弘樹少佐、、
しかしまだ内戦の続いているイラクで3回も取材する行動力には恐れ入ります。
高野秀行「間違う力」角川新書
------------
間違い転じて福となしてきた、破天荒なノンフィクション作家の人生訓!
人生は脇道にそれてこそ。
『謎の独立国家ソマリランド』『謎のアジア納豆』など、“人と違う道”を突き進んできた破天荒なノンフィクション作家・高野秀行。
ソマリランドに一番詳しい日本人になり、アジア納豆の研究でも第一人者となるなど、
間違い転じて福となしてきたノンフィクション作家が、間違い人生の面白さを楽しく伝える!!
------------
高野さんが間違い人生の面白さを語る新書です。
高野さんにしては軽い本ですが、やはり面白い。
10ヶ条の人生訓が楽しい。
第6条 怪しい人にはついていく
でインドで騙されて一文無しになったり、、
いい子はマネしてはいけません。
ログインしてコメントを確認・投稿する