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2016年11月23日07:56

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姉・米原万里 思い出は食欲と共に/凍/我が名は切り裂きジャック

井上ユリ「姉・米原万里 思い出は食欲と共に」文藝春秋

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プラハでのソビエト学校時代を共に過ごし、最後まで近くで看取った妹、井上ユリ氏(故・井上ひさし夫人)が綴る、姉・米原万里の思い出。
ロシア語通訳であり、その体験を生かして綴ったエッセイやノンフィクションで読売文学賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した米原万里氏は、食べることが大好きだった。
その食べる速度の速さも量も、実は父親ゆずり。米原家の血なのか!?
プラハの小学校時代、レーニンの映画を観ては一緒にじゃがいもと卵をゆでて貪り、のちに椎名誠を読んでは時間差でカツ丼を食べに走り、姉・万里の思い出はいつも食べ物と分かちがたく結びついている。
プラハの黒パン、ソーセージ、鶏卵素麺、チェコの森のキノコ、父の味・母の味、「旅行者の朝食」や「ハルヴァ(トルコ蜜飴)」など、食をめぐる名エッセイの舞台裏を明かす、米原ファン垂涎の一冊。
2016年5月で没後10年となる米原万里の著作を振り返りつつ、新たなエピソードを紹介するユニークな回想録。
家族の蔵出し写真も多数収録。
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井上ユリさんが姉・米原万里さんの思い出を語った本です。
ユリさんは井上ひさしさんの2番目の奥さんでもあります。
万里さんとのプラハの小学校時代、通訳、作家としての活躍などを著作の内容も引用しつつ詳しく語っています。
面白かったです。


沢木耕太郎「凍」新潮文庫

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最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。
世界的名声を得ながら、ストイックなほど厳しい登山を続けている彼が選んだのは、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンだった。
だが彼は、妻とともにその美しい氷壁に挑み始めたとき、二人を待ち受ける壮絶な闘いの結末を知るはずもなかった――。
絶望的状況下、究極の選択。鮮かに浮かび上がる奇跡の登山行と人間の絆、ノンフィクションの極北。
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沢木耕太郎さんが、山野井泰史・妙子夫妻のヒマラヤのギャチュンカン氷壁登頂を描いたノンフィクションです。
夫妻の登山を始めるまでの経緯や出会い、それまでの登山の実績を分かりやすくまとめて、いよいよ壮絶な登頂について語られます。
さすがは沢木さん、読ませますね。面白かったです。


スティーヴン・ハンター「我が名は切り裂きジャック」上下 扶桑社ミステリー

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1888年8月31日、ロンドンのホワイトチャペル地区イーストエンド。
弦月の夜、男は誘い込んだ娼婦の喉を切り裂き、腹をえぐり、内臓を引き出した。
事件の発生を聞きつけた夕刊紙“スター”の記者ジェブは、早速現地に向かい惨死体を目の当たりにして、他社に先んじてスクープをとる。
その後も凄惨な凶行を次々と重ねてゆく恐るべき殺人鬼。
ジェブは、とあるパーティで知り合った音声学の碩学デア教授に推理面での協力を得ながら、犯人の正体を暴きだすべく、事件の調査にのめりこんでゆく…
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スワガーシリーズのスティーヴン・ハンターの新作は切り裂きジャックがテーマです。
夕刊紙の記者の主人公は事件の捜査に乗り出します。
主人公の手記、ジャックの日記で交互に事件がつづられます。
主人公の意外な正体、事実に即した事件の描写、そして犯人の正体が明らかになるまで一気に読ませました。
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