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2020年05月28日14:35

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6月号「短歌人」掲載歌

     二〇二〇年春

ゆふかげはカナリア色に包みをり中井守恵さんの七首を

ねこ二匹にんげん一人ながめをり聖徳寺境内今年の桜

後世に残る春なれいのちよりオリンピックが重しと知りぬ

六ヶ月の職務停止を食らひたり術後残んのわが大腸は

なぐりしことなぐられしこともろもろのけぶりけぶりて春はあけぼの

「ただの箱だ、この家」と詠む歌ありきおいらはただの箱も好きだな
   
くりかへし読みたりただに祈りたり中地俊夫さんの十首を

*1首目詞書…角川「短歌」二〇二〇年三月号
*7首目詞書…角川「短歌」二〇二〇年四月号
*6首目でお借りした歌…〈静けさのなかに沈みぬ君も子もいなければただの箱だ、この家〉(鶴田伊津、「短歌人」2012年3月号)


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