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2019年08月26日00:18

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三国志

東京国博で「三国志」展。
三国志の時代は、3世紀。日本ではまだ「歴史」が記録されていない時代だ。
近年になって曹操を葬った墓が発掘されたり、関羽像があちこちに建立されるなど、中国では、この時代が歴史として現代につながっている。
物語としては「三国志演義」が広く流布していて、横山光輝の三国志やNHKの人形劇もこちらを元にしている。ちなみに、大学時に中国語を教わっていた立間祥介先生の翻訳がスタンダードである。初心者の語学などを担当して下さったのはもったいないのだが。
結局中国語は話せるようにならなかったが、いくらかでも漢文が読めるのはこのときの勉強も役立っているように思う。三国志演義を読んだのも、中国語の先生の翻訳なら、読んでみようかというノリだった。

さて、展示では多くの出土品が目についた。穀倉のミニチュアとか、曹操の墓の一部を復元したコーナーもある。ただ、出土品が二千年近く前のもの、という感じが薄い。もしかしたら、発掘後にだいぶ手を入れているのかもしれない。
また、天井一面に矢を飛ばしている感じの展示も迫力があった(写真)。
盛りだくさんというか(横山光輝の漫画の原画や、人形劇の人形の展示もある)、焦点が定まらない感はあるが、まあ、多少ともこの時代に興味があるのなら、見て損はない。






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