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2017年06月27日07:24

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演説の日

1874年の6月27日、慶応義塾三田演説館で日本初の演説会が行われました。
ということでは今日は「演説の日」。
これに因んで今日のカットは、「演説」という言葉を作った慶応義塾の創設者、福澤諭吉氏の似顔絵です。
彼は、「日本が欧米と対等の立場に立つ為には演説の力を身に付ける必要がある」と説いています。

それを肌身で感じたのは、もう35年ほど前、米国に半年間出張したときの話。
米国内線の飛行機の中で隣り合わせた人と挨拶をします。数ヶ月も滞在すると、日常の挨拶は流暢にできるようになります。ただこれが相手に会話能力ありと妙に期待を持たせてしまったのか、日本人に一度聞いてみたかったのだと質問をしてきます。
「日本では経済発展と環境を守るのとどちらを優先しているのだ?」と質問されます。これには吃驚!。当時は地球温暖化もそんなに問題視されていい時期です。
おまけにいつも聞く英語とちょっと違います。ダラス空港からの搭乗だったので、多分「テキサス訛り」に初遭遇。
これまで、日本人と答えると「日本は将来行きたいと国だが、どこがお勧めか?」とか「一番良い時期は何時か?」ぐらいの質問で、私のブロークンレベルの英語力でも、答えることにそんなに苦労はありません。
なお、業務上は齟齬のないよう必ず通訳を付けてもらいました。
プライベートでは、ホテルと飛行機のチェックイン、レストランでのオーダーが出来るぐらいの状態、この種のテーマを考えたことも、語った経験もゼロ。
言葉の壁もあって「自分はエレクトロニクス関連のエンジニアでその方面の研究はしていない」と逃げを試みると、「貴方個人はどう思うか?」と聞いて来る。曖昧に「優先順位はつけられない」と答えるのが精一杯でした。
専門分野以外でも自分の意見をきちんと持ち、それを第三者に語るスキルを持たねばならないものと実感した出来事でした。
もっとも、「のど元過ぎれば…」で日本に帰ってきたら、その問題意識は薄れてしまいました。
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