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2024年01月21日07:35

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2006年の短歌人新年歌会

今日は短歌人新年歌会(@東京・学士会館)。あいにくの雨模様だが都心も積雪などということにはならなくてまだしもよかった。
昨年の新年歌会はZoomによる開催だったが、今年は久しぶりに対面の会である。ただしZoomも併用してくださっているので、僕のように歩行不如意の者はZoomによって参加することができる。

対面の新年歌会の最後は2020年だった。ちょうど新型コロナの流行が始まった頃だったが、2020年の新年歌会の時にはまだそれは中国・武漢の地で新型のウィルスによる肺炎が…というようなニュースとして伝わっていただけだった。対面の新年歌会が開かれていた頃は、短歌人内の子(ね)の会というグループに僕は所属していたので、新年歌会開催に先立って神保町駅近くの喫茶店でそのグループの集まりがあって、けっこう早い時間に家を出てそのお店の席取りをしたりしていたのだった。子の会もその後解散し、そう言えば喫茶店に集まっていたっけ…などというのもなつかしい思い出となった。

秋田興一郎さんのブログの2006年1月22日の項に、当時の新年歌会について書かれた記事がある。

https://amanokakeru.hatenablog.jp/entry/20060122

僕が初めて参加した新年歌会は2008年だったので、まだ僕が知らなかった頃の新年歌会についての記事だ。事前に送られてくる詠草表から選歌をするのだが、なぜか編集委員の作品にあまり点が入らないという話が書かれていて、何人かの編集委員の作品とその得点、さらにその作品の難点まで書かれている。当時は秋田さんも若かったんだなあ、などとニヤリとしつつ拝見した。

それに対して、〈己が名も忘れし母を見つめゐる遺影の父よ軍服のまま〉(五十嵐敏夫)という作品が最高得点だったそうだ。こうした傾向は僕が参加するようになってからも続いていて、〈己が名も…〉のような一読ホロッとするような歌に点が集まりやすい。選歌は新年歌会当日に提出して歌会終了までに集計され、歌会終了時に点数と順位が発表される。ただしZoom参加の者は事前に選歌を送ることになっているので、僕の選歌はすでに担当者宛に送ってある。今回もいかにもこの歌には点数が集まりそうだなあ…、というような作品があったが、僕はそういうものは選から外した。どちらかというと幻の雰囲気のある歌や胡乱な歌が、このところ僕の好みなのだが、そうしたものには点数は集まりにくいようだ。歌会の点数はただの遊びで作品に対する評価ではないのだが、それでもやはり自作に点が集まるとニコッとしてしまったりして、何時だったか珍しく拙詠がトップ10の何位だったかに入って、賞品としていただいたコーヒーカップは、今も毎朝ヨーグルトをいただくのに愛用している。


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