面倒な予約が不要になったSOMPO美術館。混んでいるのかと思ったら・・・とっても空いててゆっくり見られて快適。土日は混むかもしれないけど。
第一章 印象派
ギュスターヴ・カイユボット「子どものモーリス・ユゴーの肖像1885年」子供の顔がらしいというか健気というか可愛い。オーギュスト・ルノワール「詩人アリス・ヴァリエール=メルツバッハの肖像1913年」の肌の表現はさすが。
第二章 新印象画
点描で絵を描いていた作家がこんなにたくさんいたとは・・・。アシール・ロージェの「窓辺 1899」など、こんなに大きな作品を細かい点々で描く労力に眩暈がする。細かく描かれながらどこか非現実的。妙な違和感が面白い。
第三章 ナビ派とボン=タヴァン派
モールス・ドニの作品が明るくて可愛くて楽しい。「休暇中の宿題 1906年」のお揃いのスモックを着た娘たち。ドニは2度の結婚で九人の子供がいたのだそう。この絵に描かれている女性は最初の妻。
第四章 新印象派からフォービズムまで
フォービズムといえばモーリス・ド・ヴラマンク。「7月14日 踏切、パリ祭1925年」パリ祭なのに空模様が怪しい。軽やかな絵を描くラウル・デュフィも若い頃はこんなに描き込んだ絵を描いていたんだ「マルセイユの市場 1903年」
第五章 フォービズムからキュビズムまで
近代の日本の洋画家でキュビズムのような絵を描いていた人は多い。あれはピカソの真似!?かと思ったけどキュビズム運動というものがあったのか。
第六章 ポスト印象派とエコール・ド・パリ
ユトリロの母シュザンヌ・ヴァラドンの「暴かれた未来、あるいはカード占いの女1912年」の迫力!!娼婦の崩れかけた身体が容赦なく描かれている。どんな占いの結果が出たのだろう?
この章で一目惚れしたのがモイズ・キスリング「サン=トロペのシエスタ 1916年」。キスリングってこんなに暖かい色を使うんだ。
最後に写真撮影が許されていたSOMPO美術館収蔵作品。オーギュスト・ルノワール「浴女1892-93年頃」とオーギュスト・ルノワール「帽子の娘 1910年」
ゴッホのひまわりは何度も撮っているから・・・もういいっか。
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