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2022年05月09日11:59

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森村泰昌：ワタシの迷宮劇場　京都市京セラ美術館

京都近美のコレクション展でも森村泰昌氏の作品が中心の部屋に展示されていた。

さて京セラ美術館。建物の奥にリニューアル後に出現した面積約1,000㎡、天井高5ｍの現代アート展示室「東山キューブ」。今回はカーテンが会場内を迷宮のように仕切り、とんでもない数の秘蔵インスタント写真が展示されていた。

出品作品は、これまでほとんど発表されることのなかった、1985年から撮りためている秘蔵のインスタント写真約800枚に加え、1994年に森村が自作の小説を自ら朗読したCD《顔》の音源をもとに、展示室に特設の音響空間をしつらえ、無人朗読劇として再制作します。本展は、森村の京都における1998年以来の大規模な個展であり、35年余り継続されてきた私的世界の全貌を公開する初の試みとなります。（HPより）

まずは整理券をもらって声の劇場の会場に通される。中央に畳のステージがありそこに
置かれた香炉からもうもうと煙が上がっている。どこか色っぽい雰囲気。これに参加したら森村ワールド感がぐんと盛り上がる。

ポートレート写真はどれも完成度が高い。男女、年齢、国籍、貧富、職業、カリスマ、善悪・・・ありとあらゆる人になろうとする森村泰昌の凄さ。みているうちに迷子になったような気分になる。。写真に使われた衣装、シューズ、アクセサリー、書籍も覗き見できる。「衣装の隠れ家」もおもしろい。

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