◎「マンク」
デヴィッド・フィンチャー監督
「市民ケーン」の脚本家、
ハンク・マンキーヴィッツを巡る物語。
くせ者マンクを演じるのはゲイリー・オールドマン。
ますます上手くなってる
![?](https://img.mixi.net/img/emoji/806.gif)
いいなぁ。
「市民ケーン」の脚本を書き上げるまでの物語と
その10年前くらいのハリウッドの内幕が描かれるのだけど、
凄くスリリングで面白かった。
MGMの社長や新聞王ハーストとの不思議な関係も興味深い。
脚本のタイピングをする女性や
マンクの妻のキャラクターもいい。
ちなみにタイプする女性はリリー・コリンズという人。
フィル・コリンズの娘さんだとか。へー。
何も起きない映画、という批判も読んだけど、
そんなこと無いなぁ。
オーソン・ウェルズとの丁々発止のシーンも良かった。
この人物の弟が、「イヴのすべて」なんかの監督、
ジョセフ・L・マンキーウィッツなんだね。
NETFLIXが制作した作品。
これからは映画制作会社じゃなくて、
こういう流れが主流になるのかな
◎「燃ゆる女の肖像」
セリーフ・シアマ監督
18世紀のフランス。見合い結婚を控える娘。
その娘の肖像画を描きにきた画家。
二人の女性が孤島で出逢って起こる、様々なエピソード。
なんとも静かで、情熱的で、
信じられないくらい繊細に表現されるラヴ・ストーリーだった。
美しい映画だったなぁ。
海に飛び込むアクションやオルフェウスの神話や
ヴィヴァルディの「夏」など、
しっかりと計算された使い方がされていて感服しました。
地味な映画なんだけど、大勢の人に見て欲しいです
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