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2020年12月08日06:33

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天国は待ってくれる

『天国は待ってくれる(Heaven Can Wait)』米国1943年公開、Lブッシュ=フェキート原作、Eルビッチ監督、Jティアニ、Dアメチ、Lクリーガ、Cコバーン、ら。
BS放送されていたルビッチ作品なので録画しておきました。この時代の米国映画作品の数々、戦時中から既にカラーを当たり前の様に製作していた米国を今更ながら何度も意識させれてしまいました。ニューヨークの上流階級として人生を全うした男やもめ(Dアメチ)が最期は美人看護婦に看取られながら苦しまず楽に旅立ち、覚悟してやって来たのが地獄の受付、天国行きへの判断をも握る閻魔大王(His Excellency=Lクリーガ)を相手に、自らが歩んできた人生を赤裸々に語り、そして天国へ送られる、というお話。贅沢な人生を送りながら、先に天国で待つマーサ(Jティアニ)の元へ運んで貰える、という贅沢さが羨ましく。先立ったマーサ(Jティアニ)が待つはずの天国へ送る判断を下した閻魔大王(Lクリーガ)の血が通う太っ腹さに拍手喝采。天国にも空きが出る事があり、その時は彼が優先して入れるように手回しをした、なんて。若き日のJティアニと、老け役のJティアニ、両方が素敵でした。銀婚式で「貴方は腹が出て来たからもう私のもの」というJティアニの台詞や、Jティアニの死後に「夫を幸せにする方法」という本をたまたま本棚で見つけたDアメチが急に神妙になって座り込むシーン、エンドロール時の戦時国債広告、等々が印象的でした。
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