すべては嘘だ。
私が見てきた世界、通ってきた世界、私を構成するもの。
それをまもるために生きることを選んだのに
意図しない選択の日々を送る。
幸せに笑い、あなたとともに歩み、
少しずつ忘れていく。
作り上げられるこの世界の現実を見上げ、
その美しさに目を奪われ、
かつての日々が遠のいていく。
そんなこと 望まない。
返りたくない。
それも現実。
あの子を救えるのは私しかいないの。
呼吸をととのえる。
まだだから。
もう少し待って。
間に合って?
待っていて?
お願い。
ちからを わたしに あたえてください
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