しずかにきざむ時間きこえる小学校の声わたし どれほどまで とおくきたのだろうありえた可能性とありえなかった現実が白昼夢を交錯して 眩めく世界の光を 私に投げかけるどうして ときいても あなたは うなづくだけわたしが この世界に 在る意味
どんなあかりがみえていただろうどんな音がきこえていただろう笑んだ記憶の日を思っただろうか遠い彼方の温もりは届かなかったよわたしはあなたをおもう今日も駅のプラットフォームからのまちあかりをみつめあなたを記憶する帰りの夜
きこえる音楽にまどろみわたし きょうも この世界で仕事しているどうして この世界にのこったのだろうどうして わたしだったのだろうあと数日で否が応もなく賭けて 闘わなくてはいけないわたしが えらばれてしまった意味を 確かにするために手に入れる