穏やかな夜を迎えたい誕生日を覚えていてくれる人がひとりでもいてくれたら愛する人に愛されたいすべて叶ったのにこれ以上を望むのは望みすぎだろうか
白い部屋時間が凍っていたあなたが鍵を開けてくれたずっと待っていた世界境界線を超えるでも 違うあなたが手をつないでくれているのにそれでも 求められる場所で 一所懸命つづけるしかない音楽のつづくかぎり
何処にいて 何処に向かう無関係に世界は転回し 音楽が鳴り続ける恣意的な好意はいらないこれが、現実世界?パスポートを手に入れて超えた境界線は あなたに会うためだったの?
わかりそうなのにそれは あなたのこころ 何処へ向かうかの場所手を伸ばしても届かないほど 離れて私のことを 見てそれなのに ひとり 何を笑むその距離を コンベックスで測りたいよわからないのなぜ その問いばかり 繰り返すだから もういちど 時よ
もうこわくないひとりで 立っているからつづく道をたどる明かりを掲げ 目を挙げ 進みゆく何もないからだから 声を消さないでそして わたしを 思い出してそれでも 明日を迎える今夜は 穏やかに 眠らせて夜闇のなかを わたしは 会いに行くから