決して戻せない時を廻し、2020を終えるあなたには会えないけれど私は大人になり、あの子を夜闇から救う歩く 歩く景色は過ぎゆき、彼女を必ず救う間に合うだろうかあなたにさえ、時は止まらない追いかける声を掛けられないそれでも あなたを見ているから待っ
人は建築をどのように記憶するか。それは思い出だ。建築と共にある思い出。楽しい思い出。苦しかった思い出。何かを思う。その時建築がともにある。もう戻ってこない時間。過ぎ去った時間の向こう。建築と共に刻んだ時間。通り抜けてきた時間の思い出。思い出
時がたち、覗き込む。あなたを呼ぶ。彼方にあなたはいる。目眩めくほどの明るい光景を見ていた日、通りの向こうで私は手を振れなかった。決して廻せない時間を進め、目をそむけられないほど現実は凍ってしまった。見つめる先に何を見ているの。月は今日も満月
今日、東京をおりていく。3年間過ごした 東京のこの真ん中。流れゆく中で ここは静かで あなたを思い 私は過ごした。東京のあかりは明らかでそれを灯しているのはやはり、そこで働いている人。だから 忘れない。あかりをみつめていたことを。そこに失わ
あなたの声を聞きたいのもう1度 振り返ってあなたが手をつないでくれた鼓動を わたし、おぼえているそんなに遠いことではないのにもう こんなにとおい行かないで駆け上がる道を どこまでも どこまでも
すべては嘘だ。私が見てきた世界、通ってきた世界、私を構成するもの。それをまもるために生きることを選んだのに意図しない選択の日々を送る。幸せに笑い、あなたとともに歩み、少しずつ忘れていく。作り上げられるこの世界の現実を見上げ、その美しさに目を
境界線のこちら側にいてあの頃見た夜の世界は、忘れられず光の下へ出られない。いつみつけられるかと怯え境界線のこちら側にいる現実をみつめ何処までも逃げられない。お願い たすけて?私を救い出して。私もまだ夜闇にいるの。もっと 強くなるように 強く
この穏やかな時よ つづけ風よ 吹けねえ お願いわたし ここにいさせて境界線の向こう側には戻りたくないの迫り来る 時間刻み 止まることなく 追いかけてくる今回は わたしは 逃げ切れるだろうか
もういちど会えるから永遠の 宇宙の時間を廻す一瞬の可能性を見逃さないように振り返ってただ ただ 真実を追いかけるゆらぎの彼方に浮かぶ水平線へきっと いつか 導かれるだから 待っていて
何処へ行ってしまったの?歳月は あなたも わたしも おいつけないあなたに会いたい あなたに会いたいもう一度 あの瞳でみつめてあの手でふれてあなたに追いつきたいから時間がわたしに 巻き戻るように遠くに行かないでおねがいわたしからこれいじょうの
手をつないで 眠ること今日もアイスを食べたね今日の良かったことを 寝る前に言い合うこと良き1日が過ぎていくことこんな日が ずっと ずっと つづいてほしいわたしには 望むべくもなかった日々これ以上 何を望むのだろうかそれでもわたしは いまを
それは嘘だ。二元論ではない。私はここから思う。何時、あなたに伝えられるだろうか。それまであなたはその感情を覚えていてくださるだろうか。だから、強く 強く 思い 強く 強くなれるように 私は 願う。
あの子を私、今、救えない。私は上手に呼吸できない。だから、明日迎える新たな歳に、私は必ず、あなたを救いに行く。上手に呼吸できる場所へ出て、あなたを救いに行く。だから、待っていて。手はつなぐから。光の射すこの世界へ必ず導くから。
東京で生きる。私はここで呼吸する。あなたが生きる方法を教えてくださったから。目を挙げて呼吸する。水平な屋根の向こうに水が流れ、それは美しく地面へと導かれる。その線はきっとあなたが引いた動線。そのあとを目で追い、私もあなたに導かれる。眼差しが
呼吸の数だけ その 美しさと 哀しさを知る何故 彼女で私ではなかったのかわたしは何故、この世界にありつづけているのかこの世界の美しさを享受する権利は私だったのかその哀しさに 私は耐えられない今日も 喝采と 熱狂と 陶酔の向こうにあなたがかす
夜闇の光の鋭さを夜闇の光の救いを 私は 知っているこの世界の理だから 生きていくあなたを受け留める人は必ずいる必ず抱締めてもらえるひとり、なんかではないだから、だからあなたを救うには 私は あまりも無力だ力を、ください
あなたの温もりを確かめる境界を越えて あなたに会いに行く何度も 何度も確かめる振り向くそれでも あなたは気づかないどうしてこの世界をあなたはわたっていく?いつになったら?私はこの時を掴んでいくこの道を歩んでいく明かりの差すこの空の向こうだか
わたしはもうあなたに会えない。完璧な円形は描けないから。だから ごめんね。わたしパスポート手に入れたのに、有効に使えない。灯りの向こうのあなたをみつめ灯りの向こうにいたあなたの日を思いでも わたし あなたを救うことはできない。あなたをおぼえ
原美術館一緒に食べたたくさんのケーキ沖縄の海の夕暮れクリスマス・イルミネーションひつじさん かっぱさん昨日、買ってきてくれた 桜餅夜、つないで眠る手のあたたかさひとつ ひとつ 思い出すあなたを ひとつ ひとつ 思い出すこの世界に つなぎとめ
すぐそこにある世界が呼んでいる逃げる わたし 逃げるまだ 大丈夫だから 助けてわたしの手を しっかり 握っていて
あのころから20年くらいたち世界は変わる人生は暇つぶしというのは変わらないそれでも あなたには生きてほしいわたしは 終わらせなくて よかった とおもうよ