◎「はちどり」
キム・ボラ監督
韓国の映画。凄く良かった。
1994年の15才の少女の生活を見つめるだけ、
という感じで進む。
しかし、なんともイイんだなぁ。
逆光を意識したような映像も美しい。
監督はエドワード・ヤンが好きだとのことだが、
どちらかというと、ホウ・シャオシェンの作品のような
手触りがあったような。
◎「友罪」
瀬々敬久監督
少年Aが成長して、隣にいたら…。
罪と贖罪の物語。
瀬々監督らしい題材だなぁ。
なんとも重苦しいテーマでした。
◎「WAVES」
トレイ・エドワード・シュルツ監督
こちらも罪についての物語ということになる
悔恨と再生についての映画
家族の問題や若さゆえの過ちや…。
色々な音楽に彩られるけど、
ダイナ・ワシントンの歌が印象に残りました。
◎「アングスト 不安」
ジェラルド・カーグル監督
1983年に公開されたけど、あまりに衝撃的な内容で、
上映中止になり、監督は全財産を失った、という作品。
連続殺人鬼の姿を克明に追う。
エグくて、どうかしてるケド、
最近ではもっとヘンなものもあるかなぁ。
ハネケの「ファニーゲーム」なんかの方が、
イヤさ加減では上か
別に比べる必要も無いンだけど
◎「パブリック 図書館の奇跡」
エミリオ・エステベス監督
極寒の寒波到来。
ホームレスたちが図書館に避難しようとする。
図らずも不法占拠するような形になって…。
体制とホームレスの間で板挟みになる主人公の図書館職員。
色々と考えさせられる映画でした。
エミリオ、いい仕事してるなぁ。
◎「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」
ダン・フォーゲルマン監督
ニューヨークとアンダルシア。
ふたつの家族の物語を、アクロバティックに描いてみせる。
ボブ・ディランの歌がキーになっていたりもする。
なんだか、こんな展開ある
っていうような、びっくりな構成で驚きました。
こんな話法もあるんだな。
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