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2019年12月26日22:10

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不定期不連続物語「蟲五郎幻行録」その485

【年末】
世間が年末で浮かれムウドだろうと、世捨ての身である蟲・さぶコンビには無縁のこと。
誰がどうしようが、何も詮索しないし関わらない。
「俺もさぶも、ただ世の中ってえモンを見学しているだけさ」といったあんばいで。
「未だに原発推進派なんて狂ったのもいるらしいな」そんな調子で。
実際、ふたりに届く連絡と言えば、同じ世捨ての身にあるものからばかり。
誰とも親密にも険悪にもならない。
ただごくごくゆるやかに転落を続けるだけ。
そしてまた蟲とさぶは、煙幕の中に戻ってゆくのだった。
全身の粘膜から大麻エキスを吸い取るために。
「年越しは天かすをたっぷり入れたたぬきにすべえ」とかなんとか言いながら。
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