1975年のミロス・フォアマン監督の「カッコーの巣の上で」をDVDで観た。
この映画を観るのはまだ2回目。
精神病院という規律を重んじ、ルール通り日課しか許されない環境下で、1人自由を求めて格闘する男の物語。
テーマは明らかに人間の自由と尊厳とはってことになる。
とにかく精神病を患っている人たちの演技がまさに迫真ものでリアル。
そこに主演のジャック・ニコルソンと冷静沈着な看護婦長を演じたルイーズ・フレッチャーの演技がとんでもない。
ジャック・ニッチェの音楽もとても素晴らしい。
この映画を観ていると我々の生活の縮図のようにも感じてしまうのは僕だけでしょうか。
学校、会社、社会、大なり小なりで考えようによってはこの精神病棟と同じようなもの。
そこで文句も言えずロボットのように暮らす僕のような普通の人々ってことです。
だから主演のジャック・ニコルソンに感情移入してしまんだなあ。
まあアメリカン・ニューシネマの最後期を飾る傑作には間違いなしでしょうな。
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