mixiユーザー(id:2615005)

2016年09月25日23:15

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ジェイムスン教授シリーズ三冊目

二冊目はすでに読んでいるので、飛ばしてシリーズ第三弾。

・惑星ゾルの王女(1935)
教授は機械人間たちの故郷ゾルを訪問し、王女様と謁見する。珍しい女性キャラの登場だ。が、全然萌えません。王女は機械ではなく、生まれたままの有機生命だ。ただし、四本足で腕が六本ある。機械人間のプロポーションに似ている。というか、機械を自分たちの姿に似せてデザインしたのだろう。王女の恋人が隣国(星)の悪漢に誘拐され、一行は奪還のため戦う。
敵はゾル人の技術を学んで同じ型の機械になっているので、外見では区別がつかない。そのことを利用して敵内部に潜入するあたりはスリリングで面白い。一部と二部は隣国との闘いが描かれる。冒険小説として良い出来だが、ほかの話に比べると奇抜さが足りず物足りない。

第三部で一行は最大の宿敵に出会う。対生物では無力で無害だが、金属だけを食う下等生物の大群に遭遇するのだ。地下迷宮のホラーじみた気持ち悪さが印象深い。★★★
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