第76回全国高校サッカー選手権大会
1997年12月31日、1回戦、
駒沢陸上競技場、
俺はその日以来、森岡君には出会っていない。
高校サッカー史上初、
都立高校の全国大会進出。
そして会場は、高校からわずか2駅で3kmも離れていない場所。
相手は鳥取代表、米子工業高校。
超ドホームに観客の95%が駒場高校関係者という異様なる雰囲気で
史上初、高校サッカー全国大会のピッチに都立高校が降り立つ。
俺も、百戦錬磨で色んな試合を見てきたが、このスタジアムの雰囲気は今も忘れない。
単なる一高校の全国大会進出というより、
都民の願いを背負った東京都民の高校が全国大会に降り立った場だった。
都立高校、初の夢。この異様な熱気の雰囲気は2度と味わえないだろう。
熱烈な応援、歓声、そして野次、罵声。
今振り返ってみると、
米子工(鳥取) 2-2 駒場(東京B)
PK5-4
という結果だったらしいが、
全然試合内容自体は覚えていなくて、
ただ、あの異様な雰囲気で、惜しくも負けたという記憶しかない。
沖縄の修学旅行で、一緒にパチンコに行って色々教えてくれた森岡君、
明々後日の大晦日、西が丘で13年ぶりに彼に会えるんだろう。
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