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2021年09月02日15:57

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やる気スイッチについて

 一昨日も昨日もスマートウォッチに記録されている歩数が5千歩を切った。今日は終日雨の予報だが、昼イチ、本屋経由でスーパーに行くことにした。
 文教堂のようなチェーン店は、読まなくていいような本に限って面陳していて腹立たしい。ネットのニュースで事足りるような本と、編集者が著者を立ててライターに書かせた本が大きな面をして並んでいる。悔しいことに、そういう本が売れる。一字一句に心血を注いで書くという基本は崩れ、むしろ手馴れた編集者が章立てしリライトした「商品」はヒットの確率がぐんと上がる。
 15分で飽きてきたのでスーパーへ。
 冷蔵ボックスでお漬物を品定めしていると、割と大きな袋に詰められた中国製のザーサイがあったので、買ってみた。ザーサイは久しく食べていないなあ。しかし、これだけの量だと夫婦二人の半年分くらいありそう。他にコーヒー用の生クリームとか、今夜にでも中華風冷や奴を食べたいものだから少しお高い大山豆腐などをカゴに入れた。
 帰宅したら、四尾連湖の宿から封筒が届いていた。
 宿の先代は娘夫婦に経営を譲り、町の中心部で暮らしていらっしゃる。80歳代の中盤かと思う。戦前・戦争直後の四尾連を語ることが出来る人がいよいよ減ってきた。
 四尾連湖からいちばん近い集落で古老お二人を訪ね、話をうかがえたのだが、最もインタビューをしたかったのが宿の先代だった。
 集落の古老にインタビューをした日の夕方、小屋の前にある粗末な椅子に座って、取材ノートに目を落としながら、よくわからなかったことを書き出した。それを宿の主人に渡し、先代にお会いする機会があれば話を聞いてくれないか、とお願いした。
 主人は私の質問状をファクスで送り、答えをファクスで受け取ったようだ。
 手紙とともに、そのファクス回答用紙が封筒の中に入っていた。
 どうでもいいようなことだ、と自分でも思う。が、凡人は誰かの助けがないと、スイッチが入らない。またこうも思う。誰かに(多少の)迷惑を掛けると、その迷惑分以上の頑張りをするものである。
 自分を突き放しつつ「さあ、これからが見ものだね」って思う。
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