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2021年04月05日10:40

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鑑真和上と戒律のあゆみ 京都国立博物館

京博は9時開館。今回は予約不要。混んでるか空いているかは神のみぞ知る。とりあえず京都泊の強みで朝イチに入館。難しそうな内容なので音声ガイドを借りる。ナビゲーターは檀れいさん。

鑑真(688〜763)幾多の困難を越えて753年来日。

「戒」とは善を行する自発的な決心のことを言い、「律」とは悪行を禁ずる規則そのものを指す。比丘は250、比丘尼には348の律を守ることを誓う「具足戒」を受けなければならない。しかし大仏開眼で仏教ブームだった日本には正式に「具足戒」を行う戒師がいなかった。巷には税逃れで勝手に僧を名乗る「私度僧」が多数出て大混乱。なので唐から正式な戒師、鑑真を招くことになった。

第1章 戒律のふるさと
第2章 鑑真和上来日
第3章 日本における戒律思想の転換点
第4章 日本における戒律運動の最盛期
第5章 近世における律の復興

入館するとすぐ「東征伝絵巻 蓮行筆」で鑑真の生涯をたどる。何度も失敗して最後には失明するという過酷な旅。なのに日本に持ってきたモノの多さに驚く。数多くの経典、⾦銅舎利容器(⾦⻲舎利塔)、伝獅⼦吼菩薩⽴像・・・。鑑真没後、最澄、空海と優秀な日本の僧侶たちが受け継ぎ日本の風土に合わせて発展させる。鎌倉時代の凝然はもはや論文を多数発表する大学教授のよう。2020年に没後700年を記念して作られた凝然国師坐像はまるで生きているようなリアルさ。

鑑真和上像との対面は・・・感激。
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京都国博を出てからツレの希望で梅宮神社近くの「ラーメン大輝」。15分ほど行列。食後は梅宮神社でねこに挨拶。
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梅宮神社からバスで大覚寺、乗り換えて化野念仏寺へ。嵐山の混雑が嘘のような古い街並みが残る隠れ里。
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帰りに嵐山温泉に立ち寄り。夕飯は四条大宮の「王将一号店」

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