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2020年10月08日17:06

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花嫁人形、テネットとか。

◎「行き止まりの世界に生まれて」
  ビン・リュー監督

イリノイ州のロックフォードという、
かつては栄えていたが、という街が舞台のドキュメンタリー。
スケボー好きの3人の少年を追う。
キャメラを廻すのは、そのうちの1人。
中国系の少年だ。
あとの2人は、貧乏な白人の子と貧乏な黒人の子。
なんだかんだで、キャメラは12年間、廻ることになる。
その積み重ねのパワーは凄い。

白人の子は、結婚し、子供も生まれ、
子供のためには何でもしたい、という気持ちはあるものの
うまく家族を愛せない。
その妻となった子も、愛された経験がなく、戸惑っている。
黒人の子も、差別と貧困の中にいる。
中国系の子も、DVに苦しんだりしていた。
なぜ、あの時、見てみぬふりをしたのか、
と母親にインタビューするシーンは痛い。
みんな、多かれ、少なかれ、DVを受けているのは、
アメリカだから?
白人の子は「親父に殴られて育つなんて、フツーのことだろ。」
などと言ったりする…。

希望があるような、無いような、厳しい作品だった。


◎「花嫁人形」
  エルンスト・ルビッチ監督

1919年のサイレント映画。想像以上に楽しい作品だった。
なんてキュートな映画なんでしょー♬
ダンボールで作った舞台も、なんとも素敵。
太陽や月もダンボールだ。

女嫌いの主人公が、遺産相続のために、
精巧な動く人形と偽装結婚をしようとする。
しかし、受け渡しの直前に、助手の不注意で、
その人形は壊れてしまう。
その人形のモデルになっていた人形製作者の娘が、
時間稼ぎのために人形のふりをして、主人公の結婚パーティーに乗り込んで…。

おとぎ話というか、デタラメというか、ファンタジーというか。
本当に楽しかったexclamationこれが100年前の作品なんだからなぁ。
ルビッチ作品の中でも、相当好きなものになりました♬


◎「屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ」
  ファティ・アキン監督

実直な作家、アキン監督の実録もの。
実際に存在した連続殺人鬼の所業を辿る。
なぜか、うちの次女が「殺人鬼もの」が好きで、一緒に観たウッシッシ
やつは「復讐するは我にあり」とかも好きなのかなぁ?
腐臭が漂うよーな映画だったなぁ…。
本能と衝動だけで生きているホンカ。おっかねぇ…。
「ドイツ昆虫記」?


◎「テネット」
  クリストファー・ノーラン監督

話題の大作。時間が逆流する。それは兵器、でイイのか?
主人公はデンゼル・ワシントンの息子だ。
さっぱり訳が分からないし、
整合性がついているのかどうかも分からないが、
なんだか面白いexclamationという不思議な映画だったウッシッシ
あと何度か観ると、また新しい発見があって、
もっともっと楽しめるのかもしれないっす。
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